佛教大学:Z5141教育行政学の第二設題のリポートです。
2020年10月提出で10月末受理されました。教育実習の代替授業として受講しました。
第二設題『不登校について複数の文献を用いて整理したうえで、不登校支援のための公的な取り組みを1つとりあげ、取り組みの概要や活用事例などを調べてまとめてください。とりあげた取り組みについて、活用事例や、あれば自分の経験などをふまえ、あなた自身の意見を論じてください。』
評価として、【設題の把握】【テキストの理解】十分で、【所見】にて「不登校の最新の状況を盛り込むなど、全体として良くまとまったリポートとなっています。石川県の適応指導教室についても深い考察ができています」と評価されました。
科目コードが違っても同一設題ならば対応可能です。
文章の構成など参考にしていただければと思います。
できるだけわかりやすい表現での記述を心がけました。どうぞご参考ください。
<参考文献>『教育行政学(改訂版) 子ども・若者の未来を拓く』横井敏郎編 八千代出版 2017年9月
不登校について複数の文献を用いて整理したうえで、不登校支援のための公的な取り組みを1つとりあげ、取り組みの概要や活用事例などを調べてまとめてください。とりあげた取り組みについて、活用事例や、あれば自分の経験などをふまえ、あなた自身の意見を論じてください。
まずは不登校の定義を述べていく。文部科学省が毎年公表している「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、不登校児童生徒とは、年間30日以上欠席した児童生徒のうち、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にある」者を指し、病気や経済的理由による児童生徒は含まれない。小中学校不登校生徒数は平成3年度の66,817人から平成9年度には105,446人と10万人を超え、平成13年度には138,722人にまで急増し、それ以降は12万人台から11万人台へと減少する。だが、平成25年度からまた増加傾向にあり、平成30年度には164,528人とピークを迎える。平成30年度の全校生徒に占める不登校生徒の割合は、小学校では0.70%を占め(144人に1人)、中学校...