佛教大学:M5103京都と文学(古典)の科目最終試験の解答です。
2020年3月受験で3月末に86点で合格しました。
科目コードが違っても同一設題ならば対応可能です。
文章の構成など参考にしていただければと思います。
できるだけわかりやすい表現での記述を心がけました。どうぞご参考ください。
<参考文献>『方丈記に人と栖の無常を読む』大隅和雄著 吉川弘文館
『角川ソフィア文庫「方丈記 現代語訳付き」』鴨長明著・簗瀬一雄訳注 角川学芸出版
・「治承の辻風」の内容をまとめた上で、鴨長明の視点を指摘、分析せよ。
治承の辻風は、治承4年4月に起こった。方丈記には『また、治承四年卯月のころ、中御門京極のほどより、大きなる辻風おこりて、六条わたりまでに吹ける事侍りき。』と述べている。
治承4年というのは1180年のことで、4月に辻風が起こり、京都の町は大きな被害を受けた。この年は、5月26日に以仁王が平家追討の旗揚げをし、それにより都が混乱に陥る。中々動かなかった源頼朝が8月17日に、伊豆で軍事行動を起こした。その間の、6月2日に、平清盛は強引に都を福原に移した。この年は、このようなことが、慌ただしく春から夏にかけて起こった。
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