佛教大学:M5113 日本語文法の第2説題リポートです。
2020年2月提出で2月末に受理されました。
科目コードが違っても同一設題ならば対応可能です。
文章の構成など参考にしていただければと思います。
できるだけわかりやすい表現での記述を心がけました。どうぞご参考ください。
〇第2説題:古典文法と口語文法(現代語の文法)の形容詞、形容動詞の違いについて述べなさい。
<参考文献>「日本文法大辞典」松村明編 明治書院
M5113 日本語文法 古典文法と口語文法(現代語の文法)の形容詞、形容動詞の違いについて述べなさい。
まずは形容詞について述べていく。形容詞は、品詞の1つで、自立語で活用を持つものとして、動詞・形容動詞とともに用言と呼ばれる。言い切った形が「い」(文語では「し/しく」)で終わり、ものごとの様子や性質を表す単語である。修飾語になるだけでなく、単独で述語になることができる単語である。形容詞は、独立性の強い語幹と、文法的機能を示す活用語尾とにはっきり分けることができる。
①口語文法の形容詞
活用の仕方による分類では、「う」に続く未然形「かろ」、「なる/た」に続く連用形「かつ/く」、そこで文を終わらせる形で、基本形である終止形「い」、「とき」「こと」などの体言に続く連体形「い」、「~ば」と仮定する仮定形「けれ」、命令形「ー(なし)」と活用し、活用の種類は1種類だけで、活用形は未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形で、命令形を除く5種類である。
口語文法の形容詞には、連用形が丁寧な言い方の「ございます」「存じます」に続くとき、発音しやすいように、語尾「く」が「う」に変化する「音便」が...