佛教大学:Z5109特別活動の指導法(中・高)の第1設題のリポートです。
2019年7月提出で7月末に受理されました。
科目コードが違っても同一説題ならば対応可能です。
フィードバックが「学校行事の目的や内容について、5つの行事に関して詳述されており、また学習指導要領の項目別に沿ってきちんとふれられており、取り上げた行事についても詳しく述べられています。また、取り上げた行事の具体例のなかにきちんと学校行事の三大特質についても触れられており、大変よいレポートであると判断できます。」と評価をいただきましたので、文章の構成など参考にしていただければと思います。
参考文献はテキストのみで、できるだけわかりやすい表現での記述を心がけました。どうぞご参考ください。
〇第一説題:中学校・高等学校の学校行事の内容を項目別に整理し、そのなかでひとつの行事を例に、指導上の留意点や行事を展開する上で注意しなければならないことをまとめてください。
<テキスト>「新しい教職教育講座 教職教育編⑨ 特別活動」 中村豊・原清治編 ミネルヴァ書房 2018年
中学校・高等学校の学校行事の内容を項目別に整理し、そのなかでひとつの行事を例に、指導上の留意点や行事を展開する上で注意しなければならないことをまとめてください。
教科教育と教科外教育は学校の教育課程を編成する上で「両輪」をなすもので、学校行事は教科外教育の中の一つである特別活動に含まれる。そこで学校行事とはどのような特質を持っているのかを学校行事の内容を整理した上で、学校行事の一つである「健康安全・体育的行事」を例にして、指導上の留意点を述べる。尚、レポート作成にあたり、テキストの第5章を参考にして学校行事を整理し、第10章をもとに高等学校での指導上の留意すべき点を中心に述べる。
<学校行事が果たす役割>
文部科学省が掲げる学校行事の目標は、「全校又は学年の児童(生徒)で協力し、よりよい学校生活を築くための体験的な活動を通して、集団への所属感や連帯感を深め、公共の精神を養いながら、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す」ことである(P.65)。つまり、学校行事は大きな集団を一つの単位とし、児童生徒が互いに協力し、集団内での触れ合いを軸とした直接的な体験のことを指し、その...