精神保健福祉士通信教育科のレポートです。
課題内容:以下の単語をすべて使い、勤労者の課題と支援についてまとめなさい。<精神障害の労災認定・ストレスチェック・リワーク>
評価:72/100点
1991年のバブル経済崩壊以降、日本の労働環境は大きく変化している。終身雇用制と年功序列制は当たり前ではなくなり、成果主義が導入されたことで、評価する側もされる側も大きなプレッシャーにさらされることとなった。非正規雇用も増加し、将来への不安感が増大した。また、産業構造はものづくり中心の第二次産業からサービス中心の第三次産業へ移行し、コミュニケーション能力が求められる一方で、インターネットの普及により直接顔を合わせたコミュニケーションの機会は減少し、対人関係に不慣れな若者が増加している。企業の合併や買収も頻繁に行われ、経営方針の転換や不採算部門の切り捨てにより職場を失った高年労働者は、長年の経験を生かすことが出来なくなっている。 このような労働環境の変化に伴い、心の健康問題により休業している労働者の割合は増加しており、労働力の大きな損失となっている。
1999年に心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針が策定されて以降、精神障害に起因する労災請求件数、認定件数は年々増加している。2016年度には精神障害の労災認定を受けたのは498人と過去最多を更新しており、心の健康問題を持つ勤...