精神保健福祉士通信教育科のレポートです。
課題内容:統合失調症(統合失調症スペクトラム障害)の症状や治療法、分類や分類による予後などについて、DSM-ⅣやICD-10の分類による予後に着目して述べよ。
評価:72/100点
統合失調症は、主に10代後半から20代前半に発症し、人格、近く、思考、感情、対人関係などに障害をきたす脳の疾患である。発症の原因ははっきりとは分かっていない。
主な症状には陽性症状と陰性症状がある。陽性症状は幻覚妄想、滅裂思考に基づいた言動、興奮、奇異な動作など、外から見て明らかに正常ではないと分かるものであり、陰性症状は感情鈍磨、会話の貧困さ、意欲低下、無為、自閉など、外から見てもはっきりと分からない症状である。その他、陽性症状と陰性症状の両面の要素を持つ連合弛緩や内的緊張のような症状を呈することもある。
急性期には陽性症状が激しく出現するが、精神症状はその数ヶ月以上前の前駆期からわずかにだが生じていると考えられている。典型的な例では、陰性症状は陽性症状がやや治まってから明らかになり、寛解期には陰性症状が主体となる。
ICD-10やDSM-Ⅳで統合失調症は主に解体型、緊張型、妄想型の3つに分類されている。
解体型はその多くが思春期に発症し、数ヶ月から数年単位で徐々に進行していく。陰性症状が比較的最初の頃から目立ち、その後徐々に陽性症状が出現する。何度か症状増悪期を繰り返し、...