高齢者の現状と介護保険制度の課題について書いたレポートです。
現在の日本の 65 歳以上の高齢者数は 3186 万人であり、日本の総人口の25% を占めてい
る。4人に 1人が高齢者ということになる。日本では高齢化率が 2007年に 21% を超え、「超
高齢化社会」になった。この要因としては出生率の低下があった上うえに、高度経済成長
に伴った医療技術の進歩から死亡率が下がったことにある。内閣府は今までの統計から将
来、2.5人に 1人が 65歳以上、4 人に 1人が 75 歳以上になると言われている。現在の日本の
高齢化率は、世界で最も高いといわれている。日本では昔ながらの三世代世帯は減少して
いる一方で、単独世帯や夫婦のみの世帯が増えている。また、1人暮らし高齢者が増えてい
るのが現状である。高齢者の 1人暮らしは、認知症の進行や病気の発見が遅れるなどが起こ
りやすくなる。そのため孤独死しても発見が遅れることもあるのだ。夫婦のみで暮らして
いる高齢者は、お互いに年をとり、どちらかが介護が必要になった場合や子供が高齢者の
年齢で親の介護をする場合「老々介護」に直面する。「老々介護」では、介護している側が、
耐え切れなくて自殺をする、パートナーを...