【設題】
「全国学力・学習状況調査のB問題の正答率が低いことから、子どもたちの基礎的な知識を応用・実践する力が弱いという課題が見られる。これらの課題が生まれている学校教育の問題を考察し、学力を育成するために、どのような教育方法・技術を用いればよいか、あなたの具体的な提案を書きなさい。」
※本資料は、設題の趣旨をとらえて、重要事項を網羅したものとなっております。安心してお買い求めください。
※「設題の留意点・学習の要点」に従って作成しました
設題内容は2019年度版となっております
こちらは2019年度4月以降入学、新テキスト・シラバスに対応しております。
佛教大学は特に罰則が厳しいのでそのままの転用は控えてください。
こちらを参考程度に、新テキスト・自らの考察を付け加えるなどしてご利用ください。
佛大で小学校1種免許の取得を目指す皆さん一緒に頑張りましょう
全国学力・学習状況調査は、問題がAとBに分かれている。算数・数学のA問題は基礎的な知識を問う内容で、問題ごとに「できるか、できないか」、「わかっているか、わかっていないか」が、はっきりとわかる問題が中心となっている。対してB問題は、単元を横断する総合的な問題が多く、学んだ知識を「活用」する力が備わっているかを見ようとするところにその特徴がある。
毎年多くの学校において、A問題の正答率に比べB問題の正答率が伸び悩んでいることから、文部科学省では基礎・基本は身についてきているが、応用に課題があるとしている。これらの課題が生まれている学校教育の問題を国語と算数の教科を中心に考察し、学力を育成するために、どのような教育方法・技術を用いればよいか、私の具体的な提案を交えて見ていく。
まず、国語の教科から見ていく。2018年度の全国学力・学習状況調査では全体的に、相手や目的に応じて具体例を挙げながら論理的に話したり、言葉の意味を理解した上で活用したりすることはできていた。その一方で、主語と述語の関係に注意して文章を書くことに課題が見られた。また、相手の意図を読み解き、自分の言葉でまとめたり、様々...