【設題】
最近発達検査などで「視覚優位型・聴覚優位型」、「同時処理型・継次処理型」ということばを聞くようになったが、聴覚障害児に多い認知特性について考察せよ。そして、あなたがろう学校や難聴学級で聴覚障害児のクラスを担当した場合の留意点について、詳しく述べよ。
【概要】
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【設題】
1. 最近発達検査などで「視覚優位型・聴覚優位型」、「同時処理型・継次処理型」ということばを聞くようになったが、聴覚障害児に多い認知特性について考察せよ。そして、あなたがろう学校や難聴学級で聴覚障害児のクラスを担当した場合の留意点について、詳しく述べよ。
〔1〕聴覚障害児に多い認知特性
<1>「視覚優位型・聴覚優位型」
「赤ちゃんが産まれたときを想像してみてください」と言われ、「泣いている赤ちゃんの顔」を想像すると「視覚優位型」であり、「おぎゃー」という声を思い浮かべたら「聴覚優位型」である(可能性が高い)。多くの人は、視覚と聴覚両方をある程度バランスよく使っているが、利き手があるように、どちらかに優位性をもっている。「視覚優位」の特徴としては、「空間認知が得意」「絵、写真、グラフ、動画など視覚的に示された物を理解しやすい」「映像思考」「言葉で伝えるのが苦手」などがある。反対に、「聴覚優位」の特徴は、「口頭指示の理解が得意」「音楽を聴いているとすぐに歌詞を覚える」「顔と名前が一致しない」「音楽を聴きながら勉強できない」などである。
<2>「同時処理型・継次処理型」
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