福祉系大学通信教育部のレポート課題です。講義名「社会福祉学(現代社会と福祉)」評価は最高評価Aでした。レポートは参考までに、そのまま提出するのはお控えください。
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(課 題)
現代社会とともに変化してきた「家族形態」と「家族機能の変容」について考察しなさい。
(解 答)
家族とは私たちが誕生してから初めて出会う人々であり、最も身近な集団であると言え
る。どの時代においても普遍的な存在である一方で、それぞれの民族、国、文化、時代に
より様々な形態や性格を示しており、一つの定義を導き出すことは難しいものでもある。
家族にはどのような形態があり、これまでの社会変化の中で機能・役割はどのように変容
してきているのであろうか。ここでは、現代社会とともに変化してきた「家族形態」と「家
族機能の変容」について考えていきたい。
1、家族とは
(1)制度としての家族
まず、家族とは何かを考察するに当たり、社会を構成する「制度としての家族」と我が
国での家族の制度の変容の過程について整理したい。家族は、経済、政治、教育、医療・
福祉とならび、それらと互いに関係しながら存在する制度の一つといえる¹⁾。夫婦は婚姻
という社会の定めた制度によって社会的に承認される。また、親子も社会的承認に基づい
た関係である。家族は単に自然発生的な関係で集合しているので...