明星大学通信教育部 「PA1030教育の制度と経営」 第2単位目のレポートになります。 合格の評価を頂きました
(1)学校経営の課題として、内外の環境要因に目を向け、柔軟で多様な学校経営を行うために、学校経営をマネジメントできるような人材が不足していることがあると考える。青木(2017)によると、「学校は従来、児童・生徒の教育のみをその果たすべき役割と考え、そこに、保護者の意向と教育委員会の指導を考え合わせながら活動してきた。また、外部に存在する多様 な環境をあまり配慮・活用せず、また内部に眠る資源を生かすこともしてこなかった。しかし近年は、さまざまなステークホルダーが存在し、それら学校の多様な負託にこたえながら、内部資源を生かして学校のミッションが設定されるという考え方に変わってきた。」としている。つまり、今後の学校経営には、法令を遵守して児童・生徒へ教育を行うだけでなく、保護者や地域住民などのステークホルダーや、地域の特色や社会情勢などを考慮に入れた学校経営を行う必要がある。
しかし、現状、このような学校経営を担えるような人材が学校にはあまり多くいないと考える。山田(2017)は、文部科学省が実施した「平成27年度公立学校教員採用選考試験の実施状況」の結果を引用しながら、「平成27年度の採...