2019~2022年度 国語音声学 分冊1 合格レポート です。 丸写しは控え、参考程度にお使いください。
以下の(1)~(5)について,番号順に記述しなさい。
(1 )調音的観点に基づくと,日本語には母音とも子音とも分類しがたい音声がある。
それはどのような音声か該当するものを音声記号で示し,その理由を示しなさい。
(2 )機能的観点からみた場合,(2)で取り上げた音声は母音あるいは子音のいず
れかに分類される。機能的観点の説明と,母音または子音と分類される根拠について説明しなさい。
(3 )一方,(3)の観点を導入すると,日本語には都合のよくない例がある。その
具体例を,音素記号で示しなさい。
(4 )(3)の例を音声記号ではなく,音素記号で示すよう指示された理由は何か。
具体例を挙げながら,説明しなさい。なお,具体例は音声記号とともに記し,教科書に
掲載されていない単語を挙げること。
(5)使用した参考文献を末尾の一覧に示すこと。
〈ポイント〉
単音を分類する主たる特徴と,その例外を知ることで,母音とはどのような音声であるのか,また子音とはどのような音声があるのかをよく理解すること。また,例外から日本語のさまざまな特徴を把握すること。音声記号(国際音声字母)とは別の概念を表す音素記号があり,それらがどのような関係にあるのかが理解できていればよい。
〈キーワード〉
母音,子音,音声記号,音素記号,条件異音
〈参考文献〉
『朝倉日本語講座3 音声・音韻』上野善道編(朝倉書店 2003)
『現代言語学入門2 日本語の音声』窪薗晴夫(岩波書店 1999)
『世界音声記号辞典』ジェフリー・K・プラム/ウィリアム・A・ラデュサー(三省堂 2003)
『講座日本語と日本語教育2・3 日本語の音声・音韻 上・下』杉藤美代子監修(明治書院 1989・1990)
『言語の科学2 音声』田窪行則他(岩波書店 1998)
国語音声学 分冊1
以下の(1)~(5)について,番号順に記述しなさい。
(1 )調音的観点に基づくと,日本語には母音とも子音とも分類しがたい音声がある。
それはどのような音声か該当するものを音声記号で示し,その理由を示しなさい。
(2 )機能的観点からみた場合,(2)で取り上げた音声は母音あるいは子音のいずれかに分類される。機能的観点の説明と,母音または子音と分類される根拠について説明しなさい。
(3 )一方,(3)の観点を導入すると,日本語には都合のよくない例がある。その具体例を,音素記号で示しなさい。
(4 )(3)の例を音声記号ではなく,音素記号で示すよう指示された理由は何か。
具体例を挙げながら,説明しなさい。なお,具体例は音声記号とともに記し,教科書に掲載されていない単語を挙げること。
(5)使用した参考文献を末尾の一覧に示すこと。
〈ポイント〉
単音を分類する主たる特徴と,その例外を知ることで,母音とはどのような音声であるのか,また子音とはどのような音声があるのかをよく理解すること。また,例外から日本語のさまざまな特徴を把握すること。音声記号(国際音声字母)とは別の...