中央大学法学部通信課程【民法5(親族・相続)】2020年度 第2課題 合格レポート(評価A)子の引渡しをめぐる問題

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    資料紹介

    【民法5(親族・相続)】中央大学法学部 通信課程

    2020年度 第2課題 合格レポート 〔評価:A〕 

    <問題> 
    子の引渡しをめぐる問題について論じなさい。


    ※アドバイスコメントと、参考用のメモ書きを欄外に記入しました。参考になると思います。

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    【民法5(親族・相続)】 第2課題 合格レポート(評価:A)
    <問題> 
    子の引渡しをめぐる問題について論じなさい。


    1.子の引渡し請求の概観

    ・離婚後の親子の関係
    財産分与と並んで、離婚の効果の中で最も重要なのが、子との関係である。
    1.親権者の決定
     我が国の民法は、父母が婚姻中、その親権を共同して行うことを規定するとともに(共同親権。民法818条1項・2項)、離婚によって、父母の一方のみが親権者となることを定めている。(民法819条1項・2項。なお、現在、母が親権者となる割合がほぼ8割である。)
     なお、離婚届を提出するに際して、未成年の子がいる場合に、離婚後のその子の親権者を決めておかないと、離婚届が受理されない。
     このように共同親権を父母の婚姻中に限り、離婚後は単独親権となるという制度が適切なのかについては、立法論的には議論のあるところであり、むしろ、離婚後も共同親権を原則とすべきであるという考え方も有力である。しかし、この点は、子の福祉という目的に照らした場合に、当然に共同親権を維持することが適切だとは言えないだろうし(実際に子を監護している親権者の一方が再婚した...

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