【倒産処理法】中央大学法学部 通信課程
2020年度 第1課題 合格レポート〔評価:B〕
※アドバイスコメントを欄外に記入しました。参考になると思います。
<問題>
次の概念の意義とそれに関連する解釈論を示しなさい。
①破産原因
②破産能力
③自由財産
④破産債権
【倒産処理法】第1課題 合格レポート 評価B
<問題>
次の概念の意義とそれに関連する解釈論を示しなさい。
①破産原因
②破産能力
③自由財産
④破産債権
破産能力
破産能力の有無はどのような観点から考察されるだろうか。破産能力の根拠条文は破産法に存在するか。
破産能力とは何か
破産能力に関する準則:破産法13条、民事訴訟法28条
自然人:自然人一般に破産能力を肯定することができるか(民法3条参照)。実体法上の行為無能力者に破産能力を肯定することができるか。
法人:私法人に破産能力は認められるか(民法34条参照)。
国・地方公共団体は破産能力を有するか。
公共性を根拠にする見解は説得力を有するか。
公法人(例えば、日本道路公団や地方自治体が出資する賃貸住宅公社)の破産能力の有無はどのような観点から判断すべきか。
法人格なき社団・財団および民法上の組合
法人格なき団体に破産能力を肯定できるか(民事訴訟法29条参照)。
民事訴訟法29条の適用のない民法上の組合に破産能力を肯定できるか。これを肯定した場合(または部分肯定した場合)に、破産債権に対応する債務および破産財団帰属財産は、誰に...