佛教大学通信課程 「初等教育内容生活」の合格済みレポートです。
こちらは2020年度4月以降の入学、新テキスト・シラバスに対応しております。
佛教大学は特に罰則が厳しいのでそのままの転用は控えてください。
こちらを参考程度に、新テキスト・自らの考察を付け加えるなどしてご利用ください。
【設題】
就学前教育から小学校教育への接続を意識し、生活科における授業づくりと学習指導の留意点を説明しなさい。
【参考文献】
参考文献
子供の生活理解と環境づくり 編著・岡野聡子 ふくろう出版
小学校学習指導要領解説(生活編)
設題:就学前教育から小学校教育への接続を意識し、生活科における授業づくりと学習指導の留意点を説明しなさい。
1.はじめに
子どもは自分をとりまく環境とのかかわりの中で学ぶ。幼児から小学校低学年までの発達段階では、子どもにとって自然環境とか社会環境といった別はなく、さまざまな要素を含む総合的な環境として捉えた方が教育的に適切である。そしてこのような環境との関わりを通じた学びは概念的なものではなく、体験的なものである、子どもが関心を持ち、好奇心をもち、自分なりに調べたり確かめたりしてみようとする活動を中心とした体験的で総合的な学習活動を行うべきである。また、子どもが環境と関わる中で、その諸要素を自分ごととして捉えていくべきである。これらの考え方がもととなり、それまでに行われていた小学校低学年での理科、社会は統合されて、「生活科」が1987年からスタートした。保幼小の連携を深めるために、幼稚園教育要領や、保育所保育指導指針における「環境」領域についても同様の考え方が基礎となっている。これから教員を目指す私たちにとっては幼児期の「環境」領域と児童期の「生活科」との接続を含め、就学前教育と小学...