【佛教大学 日本文学史
リポート2題&科目最終試験6題セット】
参考資料:国語教育プロジェクト編著『原色シグマ新国語便覧―ビジュアル資料 【増強3訂版】』(文英堂,2019)
本資料は、これ一つで単位取得が目指せるよう作成したものです。
リポート2題と、科目最終試験においてローテーションで出題される7問全ての解答例をセットにしてあります。詳細は以下の通りです。
〇第1設題: 上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の諸作品を例にして具体的に説明せよ。〈古事記・万葉集・古今和歌集・女流日記(女性によって書かれた日記)・源氏物語・平家物語・徒然草・近世小説〉
〇第2設題:明治、大正、昭和の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の各文学思潮を例にして具体的に説明せよ。〈写実主義・擬古典主義・浪漫主義・自然主義・余裕派(高踏派)・耽美派・白樺派・新思潮派・プロレタリア文学・新感覚派〉
※できるだけわかりやすい表現を心がけ、「非常にわかりやすくまとめられている。」とのフィードバックをいただきました。
〇科目最終試験
1.「古事記」「日本書紀」の内容・特色について述べよ。
2.「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」のおよその成立年代、内容・特色について述べよ。
3.王朝期(中古、平安時代)の「女流日記」「物語」「随筆」「説話集」の代表的な作品、作者、特色について述べよ。
4.「平家物語」「方丈記」「徒然草」「風姿花伝」の属するジャンル、作者、およその成立時期、内容の特色について述べよ。
5.松尾芭蕉、井原西鶴、近松門左衛門、滝沢馬琴のおよその活躍時期、代表作、作品が属するジャンル、作品の内容上の特色について述べよ。
6.「写実主義」「擬古典主義」「浪漫主義」「自然主義」「余裕派(高踏派)」それぞれに属する文学者2人以上、それぞれの代表作1つ以上、5つの思潮それぞれの特色について述べよ。
7.「耽美派」「白樺派」「新思潮派」「プロレタリア文学」「新感覚派」それぞれに属する文学者2人以上、それぞれの代表作1つ以上、5つの思潮それぞれの特色について述べよ。
※リポートの丸写しは大学規定で処罰の対象となりますのでご注意ください。
上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の諸作品を例にして具体的に説明せよ。
〈古事記・万葉集・古今和歌集・女流日記(女性によって書かれた日記)・源氏物語・平家物語・徒然草・近世小説〉
はじめに
古典文学は、上代、中代、中世、近世という時代区分に分けて考えることができる。本リポートは、諸作品(古事記・万葉集・古今和歌集・女流日記・源氏物語・平家物語・徒然草・近世小説)を例に出しながら、それぞれの時代の特性について具体的に説明していくものである。また、本リポートは、国語教育プロジェクト編著『原色シグマ新国語便覧 ビジュアル資料〔増補3訂版〕』(文英堂,2017)の内容をまとめたものである。
1.上代
弥生時代から平安京遷都までを文学史では上代と呼ぶ。共同体、小国分立の時期を経て大和政権による全国統一が成り、律令国家が成立した時代である。
この時代の文学における大きな出来事としてはまず、口承文学の誕生が挙げられる。この時代の人々の安全や収穫は、自然現象によって大きく左右されていた。そこで、美しい言葉で神に祈ればその願いが実現するという...
とてもよくまとめられていて非常にわかりやすいので、何度か参考にさせていただいております。
今、日本語文法に取り掛かっておりますが、第二設題の「現代語の敬語について、例を挙げて述べなさい」に苦戦しています。もし資料をお持ちでしたら参考にさせていただきたいのですが、いかがでしょうか?