日大通信 国文学史Ⅱ 分冊2 平成29-30年 M30100
日本大学通信教育部の国文学史Ⅱ分冊2の合格リポートです。
【課題内容】
大正の小説について述べ、代表的な作家とその作品について解説せよ。
日大通信 国文学史Ⅱ 分冊2 平成 29 年-平成 30 年 M30100
【課題内容】
大正の小説について述べ、代表的な作家とその作品について解説
せよ。
【ポイント】
・夏目漱石と則天去私、森田草平
・白樺の文学
・新現実主義の文学
・無産者文学
・新感覚派
【キーワード】
・谷崎潤一郎と永井荷風
・私小説
・有島武郎
・横光利一
【参考文献】
日本文学新史中世/小山弘志/至文堂/1990.7
中世 歴史と文学のあいだ/大隅和雄/古川弘文館/1993・2
増補版 日本文学史 中古/久松潜一/至文堂/S52.4
【本文】
明治末期の天皇の暗殺を画策した大逆事件以降、政府による思想
弾圧が強化された。自然主義者たちは政府や社会に対し目を背け自
己やその周囲のみの狭い視野で活動を限定するようになり、主体性
の薄い平面描写が濃くなった。そんな灰色の文学に豊かで多彩な文
学を取り込もうとしたのが反自然主義の文学者たちであった。耽美
派、白樺派、新現実主義などが主な勢力にある。
耽美派は谷崎潤一郎と永井荷風が中心となり耽美主義雑誌「三田
文学」を拠点に文...