日大通信 国文学史Ⅱ 課題1 2019年~2022年度 合格リポート

閲覧数1,800
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    日本大学通信教育(日大通信)2019年~2022年度 リポート課題 国文学史Ⅱ 課題1の合格リポートです。丸写しは避け、参考程度に活用される方のみご購入ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2019年度~2022年度 国文学史Ⅱリポート課題1
    設問: 文学的近代の成立について述べ、代表的なさっかとその作品について解説せよ。

    ※コピペ、丸写しは避け、参考程度に活用してください。

     文学的近代の成立において大きな意味を持つのが、明治30年代末から40年代に発展した自然主義文学である。日本における自然主義文学とは、「無理想」「無解決」を理念として、物語性のための虚構や虚飾を排し、人間の内面のありのままを描く文学、すなわち「〈個〉を告白する文学」である。この自然主義文学の代表作といえるのが、島崎藤村の『破戒』(明治39年)と田山花袋の『蒲団』(明治40年)の二作である。『破戒』は、被差別部落出身であることを明かしてはならないという父の戒めを守りながら生きる主人公・丑松が、最終的には父の戒めを破り告白するというストーリーで、丑松を通して藤村自身の「眼醒めた者の悲しみ」、つまり近代的自我の自覚が描かれている。丑松の〈個〉の告白により、藤村という〈私〉が表現されている点が特徴的である。『破戒』の影響を受けて書かれた『蒲団』は中年の小説家・時雄と弟子の芳子の物語であるが、これは花袋と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。