2019年度の教育相談及び生徒・進路指導の2単位目の合格レポートです。
レポートで「十分な理解が見られます」という高評価をいただき、優で単位取得をしました。
【課題】
学校における教育相談の種類とその担い手について大きく3つに分類し、それぞれについて具体的にまとめてください。次に、校内及び関係機関等との連携の必要性と望ましい連携の在り方について、あなたの考えをまとめ答えてください。
参考文献:① 『【教師のたまご応援ブックス】教師のたまごのための教育相談[改訂版]』(北樹出版)
② 『改訂 生きる力が育つ生徒指導と進路指導』 (北大路書房)
教育相談 2 単位目
教育相談は、大きく「治療的教育相談」「予防的教育相談」「開発的教育相談」の 3 種類に分類される。治療的教育相談とは、心理的な治療という意味合いを込めたカウンセリングを中心に行われるもので、國分康孝が「治すカウンセリング」と呼ぶものである。教育界でも、かつては教育相談といえば治療的教育相談を意味していた。治療的教育相談の場合、学校だけでなく、教育相談専門機関や医療機関との令閨が必須となる。また、学校内での支援においては、スクールカウンセラーの力も必要になる。
予防的教育相談とは、問題の発生を未然に防ぐための働きかけである。治療的教育相談の対象となるほどの大きな問題は抱えていないが、学校を休みがち、友達とのかかわりが減っている、成績が急に下がったなどの気になる子どもたちに対して注意深く対応することを意味する。普段の様子をよく観察したりこまめに声をかけたりするなどの働きかけをすることで、問題の深刻化を予防する効果が期待できる。
開発的教育相談は、「育てるカウンセリング」とも呼ばれる。これは、学校を治療の場ではなく教育の場であると考え、子どもたちの健全な成長・発達を...