【日大通信】刑法Ⅰ(K20300)新教材 課題2 【2019~2022年度】の合格リポートです。
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講評等で指摘された内容は修正しておりません。
あくまでもリポート作成の参考程度としてお使いください。(丸写しなどはご遠慮ください。)
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【日大通信】刑法ⅠK20300新教材 課題2 合格レポート
【20192022年度】
【日大通信】刑法ⅠK20300新教材 課題2 合格レポート 【20192022年度】
〈課題〉43
条本文が定める未遂犯の成立要件と、その効果である刑について、また、同条但書が規定する中止
未遂の趣旨とその要件、効果について。
〈ポイント〉 実行の着手、結果の不発生、刑の任意的減軽と必要的減軽、中止犯の政策的基礎
〈キーワード〉自己の意思による中止の意義
〈参考文献〉『刑法講義総論』前田雅英東大出版会、『刑法総論』西田典之弘文堂、『刑
法総論』山口厚有斐閣
未遂とは、刑法43条の「犯罪の実行に着手してこれを遂げなかった」ことをいい、刑を減軽する
ことができる。これを刑の任意的減軽という。このうち刑法43条ただし書きの「自己の意思により
犯罪を中止したとき」は、刑が減免される。これを刑の必要的減免という。前者が障碍未遂であり
、後者が中止未遂である。さらに障碍未遂は実行行為自体が終了していない着手未遂と、実行行為
は終了していたが結果が生じない実行未遂に分けられる。そして、未遂犯は犯罪が開始された後の...