【日大通信】刑法Ⅰ(K20300)新教材 課題1 【2019~2022年度】の合格リポートです。
私が提出して合格した内容をそのままアップロードしています。
講評等で指摘された内容は修正しておりません。
あくまでもリポート作成の参考程度としてお使いください。(丸写しなどはご遠慮ください。)
また、ご使用は自己責任でお願いします。
【日大通信】刑法ⅠK20300新教材 課題1 合格レポート
【20192022年度】
【日大通信】刑法ⅠK20300新教材 課題1 合格レポート 【20192022年度】
〈課題〉正当防衛と緊急避難それぞれの要件について述べた上で両者を比較しその共通点と相
違点について論じなさい。
〈ポイント〉正当防衛と緊急避難が成立するための要件と効果についての理解が基本である。両者
の性格の共通点と違いについてよく考え整理する必要がある。どのような場合になぜ犯罪の成
立が阻却されるのか要件が異なる理由は何かという点が重要である。とくに両者の構造的相違
が法的効果に投影していることの理解が不可欠である。
〈キーワード〉違法性阻却事由緊急正当行為補充の原則法益の均衡
〈参考文献〉『刑法講義総論』前田雅英東大出版会、『刑法総論』西田典之弘文堂、『刑
法総論』山口厚有斐閣
正当防衛の要件として主に3つ挙げられる。1つ目は急迫不正の侵害に対する行為であることだ。
急迫とは侵害が現に存在しているか間近に迫っていることをいい、正当化理由から考えて、侵害を
予期していた場合でも急迫性が否定されるとは限らな...