不登校の分類や支援をまとめたレポートです。
単位はA
1
「不登校の分類と支援」
現代の学校では、不登校という問題が大きな話題となっている。文部科学省が定める定
義として「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しな
い、あるいはしたくともできない状況にあるため年間 30 日以上欠席した者のうち、病気や
経済的な理由による者を除いたもの」である。(不登校の現状に対する認識,文部科学省)
この不登校という問題を認識してはいるが、表面的な問題としてしか捉えられていない
現状を変えていかなければならない。ここでは、文部科学省の不登校について学校だけで
はなく学校を支援するスクールソーシャルワーカーによる支援を参考していく。
1980 年代以前では、「小中学生で全国 2 万人を下回る中において、不登校は精神疾患の現
れであるという認識」(斎藤万比古,ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン,2010)
があった。それは、不登校は一部の子どもがかかる病気とされていて、それに対応するの
は学校ではなく医者などの医療機関であった。登校拒否の診断名として「登校拒否症」や
「学校恐怖症」という病名がそれを物語っている。こ...