八洲学園大学 2019秋期 学校図書館司書教諭
学校経営と学校図書館 科目習得試験
あなたは、とある学校の司書教諭(または学校司書) であるとします。
以下の校長からの依頼に対応する体で、先生方を説得する文書(案) を作成して下さい。
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く校長からの依頼>
今年度から学校司書も配置(※)されたことだし、今後は学校として学校図書館を活用した授業に積極的に取り組みたいと昨日の職員会議で話したんだけど、先生方の中には「そんなことをしても学力向上に結びつくとは思えない。時間もないし、無駄ではないか」 と思っている人もいるらしいんです。先生方を説得するための文書を校長名で作りたいんだけど、仮案を作るのを協力してもらえないだろうか。
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校種は各自で設定してください。字数は2000字程度とするが、多少超過しても構わない。説明文書にふさわしいタイトルを付けるとともに、章立てを行い、参考文献リストをつけること。
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校種は高等学校としました。最終評価は優でした。
参考になれば幸いです。頑張ってください!
授業における学校図書館の積極的な利活用の推進について(◎校種は高等学校とする)
現在、学校図書館は読書活動について利活用されることが多い。また、授業で図書館を利活用することの少なかった世代にとっては図書館を利活用した学習というのは結びつきづらい部分がある。しかし昨今文部科学省の推奨もあり、現在、授業において積極的に学校図書館の利活用に取り組む学校が増加してきている。また、実際、学校図書館を利活用した探究学習において学力向上に成功した事例がある。[1]このことから、授業において学校図書館を利活用することは、生徒の主体的な学びを促進し、読解力を身に付け、結果、学力向上に寄与できると考える。
今後、子どもたちが一層進展する高度情報化社会の中で生きて行くためには、情報活用能力を身に付け、自己学習力を高めることは増々重要となる。このような力を培うため、学校司書教諭や司書がサポートにつき、探究的学習に取り組むことで効果的な指導ができるといえる。また、多忙な教員の授業準備や授業における負担についても図書館司書教諭や司書のサポートにより軽減できると考える。
全教職員が協力し、授業において学校図...