資料:61件
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統合失調症の病型と症状
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1.発 病年齢
統合失調症は、いわゆる内困性精神病の代表とされる疾患であり、一般に、
10歳 後半から30歳 代にわたる。若い年代に発病する場合が多い。その発
生率はわが国の場合、0.7%前 後といわれ、各国の統計と大差がない。つ
まり100人 中1人弱が発病する疾患であり、まれな病気ではない。
(1)発病原因と経過
脳内神経ホルモンの変化が関与しているのではないかといった生物学的基
盤が想定されているが、まだ解明されていない。症状や経過が一様ではな
く、また、発病初期の客観的な予後判定が難しいことが、この疾患の治療の
困難さの一困ともなっている。確かに治療上の困難さが多く、個人的にも社
会的にも大きな問題をもたらす疾患ではあるが、音に比べて荒廃状態とい
える患者様が激減したこと、外来治療を受けながら、社会で生活している患
者様が多くなったことなど、治療上の一定の進歩があつたことは間違いない。
現在統合失調症は、精神病院入院患者様の60%前 後、外来患者様の3
0%前 後を占めているが、今後治療の進歩やしゃかいの対応によつてこれ
らの数値は変わつてくるものと考えられる。
2.診 断基準
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障害
思考
治療
知覚
統合
精神病
精神
行動
生活
特徴
看護
看護学
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統合失調症の特徴とその代表的な治療について
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統合失調症(精神分裂病)の特徴をまとめると以下のようになる。世界的に代表的な精神病であり、主として青年期から成人前期に発病し、発症危険率が0.8%前後と精神障害のなかでも頻度の高い疾患である。日本では精神病院に入院している患者の約60%は統合失調症である。発病に男女差はないが、男性の方が早く(約5年)発病する傾向がある。代表的症状は幻覚・妄想、自我障害を中心とする陽性症状(急性期に多く、回復期〜慢性期に残存することもある)と感情平板化(感情鈍麻)、意欲減退、自閉などを中心とする陰性症状(回復期〜慢性期に多い)からなる。
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レポート
福祉学
統合失調症
精神医学
治療
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統合失調症における誤解・差別・偏見に関する問題
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統合失調症は、かつては精神分裂病と呼ばれ、その原因・対処法などに関してあらゆる誤解や差別を招いてきた。それは今なお、続いていると言えるのではないか。私自身、講義で統合失調症の話を聞くまで、統合失調症は心の問題であってカウンセリングで治るものだと思っていたのだから。また、罪を犯した者に精神科通院歴があったことが大々的に報じられることによって、世間に「精神科の患者=いつか人を殺すのではないか」というイメージが植えつけてられてしまったことは否めない。今回、このレポートでは、そんな問題を取り上げながら、統合失調症が持つ問題を深めてみようと思う。
誤解?統合失調症は精神が分裂している、なんか怖そうな病気。
これは、統合失調症が精神分裂病という名で呼ばれていた頃にあちこちで招いた誤解であろう。もちろん、この病気は、精神が分裂しているわけではない。脳の機能性疾患から起こり、症状は、幻覚・幻聴・妄想(誇大妄想・被害妄想など)といったものがあげられる。
確かな知識もないまま、名前だけで病気のイメージ(多重人格っぽい?等)を作ってしまったことから起こった悲劇である。患者やその家族にも、長く苦痛を与え続けてきた。現在は名前も「統合失調症」に変わり、そのような誤解は減ったかもしれないが、かつての名前の印象の方が強い人(確かに、精神分裂病はインパクトのある名前である)の誤解を解くにはまだ時間を要しそうであろう。
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偏見
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統合失調症患者といわゆる健常者の連続性
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2002年に精神分裂病は統合失調症へと改名され前者の持つネガティブなイメージは軽減された。しかし「専門家の中にも誤った認識をしているものがいる」(日本精神神経学会監訳2002『心の扉を開く』)とある様にまだ移行期にあり統合失調症への認識は定着していないようである。そこでこのレポートでは1、統合失調症の症状 2、統合失調症の原因という章を設けて健常者と罹患者の連続性というテーマを軸に展開していく。
1、統合失調症の症状
「統合失調症の精神症状は、陰性症状と陽性症状に大別でき」(『統合失調症の疑問に応える本』福西勇夫編著2004)る。
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