佛教大学 M6108 日本漢文入門 第1設題

閲覧数1,652
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日本文学における「漢文」の特長を概説せよ。

    2019年度合格

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )


    日本文学における「漢文」の特長を概説せよ。

    ①「漢文」の定義
    「漢文」とは、『旺文社 国語辞典第九版』より、①中国(特に漢・唐宋代)の文
    章・文学。②日本人が①にならって書いた漢字だけの文章である。また、新村出『広辞
    苑 第七版』では、「①中国古来の文章・文学。現代中国語文に対していう。②日本で
    、①にならって書いた、漢字だけの文章。変体漢文を含んでもいう。」と定義されてい
    る。ただし、日本でいう「漢文」と中国でいう「漢文」とでは意味が違っている。「
    漢文」「漢語」などの「漢」は、中国では「漢代の」または「漢民族の」といった限
    定的な意味であるが、日本ではそれを広く「中国の」という意味に用いている。つま
    り、私たちが一般にいう「漢文」とは、中国の古典的な文章・文学(特に漢・唐宋代
    )で、中国で書かれたものおよび、日本人がそれに倣って書いたものも含むのである
    。また、私たちが学校で「漢文」を教わる際には、中国語ではなく日本語の音読みを
    用いる。このことからも、私たちが使う「漢文」は日本製の言葉であることがわかる


    ②漢字と「かな」
    日本人が文字で言語を記すことを学び知るのは...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。