明治、大正、昭和の文学の特質について、各文学思潮と文学者と作品の関係性に照らし合わせながら説明できていて良いとフィードバック頂きました。
参考文献もかなり載せています。ciniiに本文が掲載されているものばかりなので、原本を見ることもできます。
引用の参考にもなると思いますので是非。
質の高いレポートを作成することができるようなレポートづくりを致しました。
科目試験の参考にもなります。このレポートに沿って試験の回答も作れると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
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日本文学史
第二設題 明治、大正、昭和の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の各文学思潮を例にして具体的に説明せよ。〈写実主義・擬古典主義・浪漫主義・自然主義・余裕派(高踏派)・耽美派・白樺派・新思潮派・プロレタリア文学・新感覚派〉(3200)
明治、大正、昭和の文学の特徴をそれぞれの各文学思潮と代表的な文学者・作品を挙げて説明していきたい。
1.明治の文学の特質
1-1.写実主義の作品特質内容(明治19年)
写実主義は、現実離れした、儒教的勧善懲悪や功利主義を批判し、現実を尊重しありのままに描写することを主張のことである。代表的な文学者と作品として、坪内逍遥『小説神髄』と二葉亭四迷の『浮雲』がある。坪内逍遥は文学の近代化のため実写主義を提唱した。小説神髄は小説の本質である『人情世態』を実写的に書き出す日本で初の小説論となった。それに影響を受けた二葉亭四迷は、実写主義の具体化として『浮雲』を発表。この作品の特徴は、言文一致体(話し言葉で文章を書くこと。内容と表現の一致)で書かれた、日本近代文学最初の作品である[国語教育プロジェクト(2017):178、194頁参...