M5117漢文学 第1・第2設題【評価:受理】

閲覧数4,291
ダウンロード数95
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    【佛教大学:漢文学】

    ●第1設題
    「漢文とはどのような文体か、古代の中国で書かれたものが現代の日本で学ばれていることも視野に入れてその定義を具体的に述べよ。」

    フィードバック内容:
    「科目テキスト『漢文法基礎』以外の文献も参照して、漢文の定義について考察できている。参考文献・引用注の記載も適切になされている。科目最終試験においても、文献に拠った部分と自分自身の考えを述べた部分の区別を明確にして答案を記述することが望ましい。」

    ●第2設題
    「日本人が「漢文訓読」で中国の古典を読む場合の利点と問題点について、文字・文法・音韻などの点から具体的に説明せよ。」

    リポート作成の際の参考にお使いください。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題
    「漢文」とはどのような文体か、古代の中国で書かれたものが現代の日本で学ばれていることも視野に入れてその定義を具体的に述べよ。

      「漢文」とはどのような文体のものを指すのだろうか。真っ先に思い浮かんだのは、高校の教科書で学んだ、漢字のみの文章に一・二点やレ点がついたり、送り仮名が付されたりしたものだ。故事成語の元になった文章や、李白や杜甫による詩などである。また、大学で扱った資料の中にはヲコト点を付与した資料もあり、これもまた「漢文」と言えるのではないかと考えた。以上より、私が考える「漢文」とは、「漢字のみの文章に、読みやすいよう工夫を凝らしたもの」である。本リポートでは、この考えを仮定として、「漢文」とはそもそもどのようなものであるかを考え、その文体について定義していきたいと思う。

  まず初めに、辞書で「漢文」はどう記されているのかを確認してみる。『日本国語大辞典』で「漢文」の項を見ると、


    ①中国、漢時代の文章および文学。
    ②中国で書かれた、漢字による文章。特に、現代中国語に対して、古い中国の文章や文学。また、これ     にならった日本の文章や文...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。