明星大学 通信教育特別支援学校教員コースの必修です。
※2020年現在、特支教員(知的→聴覚)です。
※レポート作成時は実習教員です。 現場目線で書きました。
2017年度提出・合格・高評価 ぜひ参考にしてみてください。
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PB2090 児童心理学 (1単位目)
〈課題〉子どもの愛着形成について説明しなさい。
【講評】形成要因について、具体的な研究例を挙げてよくまとめられています。
発達的意義についてキーワードとして「安全基地」「基本的信頼感」もおさえましょう。
※本レポートではボルヴィの4段階分類、研究例としてハーロウの「赤猿を用いた実験」
カイザンズの「子羊と犬の実験」をあげています。また、安全基地、基本的信頼感につ
いては軽く触れています。
【テキスト】「第二版 子どもの発達と環境-児童心理学序説」塚田紘一著(明星大学出版)
【お知らせ】特別支援コース(小・特支)課程を修了しています。(随時アップ中)私の資料室
から参考になる資料を探してみて下さい。
https://www.happycampus.co.jp/docs/924218772712@hc20/
児童心理学(PB2090 )1単位目
〇子どもの愛着形成について説明しなさい。
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解説:愛着(アタッチメント)の形成要因(具体的研究例をあげる)と形成過程について
説明し、愛着形成が子どもの発達全般にどのような関係性があるのか述べる。また、
発達的意義についてはキーワードとして安全基地や基本的信頼感をおさえる。
愛着(アタッチメント)とは、乳幼児が母親など特定の人との間に形成する情愛的な絆、
結びつきで、イギリスの精神科医ジョン・ボウルビーによって考案された概念である。生
後6ヶ月~18ヶ月は愛着が形成されやすく、この時期の安定した愛着形成は、その後の
人生にとても重要な意味を持っている。なぜならば、子どもは母親の「愛情深い養護」に
よって愛着を形成し、信頼感・安心感の下、心身が発達するからである。つまり、母親の
十分なマザーリングは健やかな成長の実現に不可欠ということがいえる。
「愛情深い養護」と述べたが具体的にいうと、やわらかく温かい身体接触である。これ
はハーロウの「赤ザルを用いた実験」...