産業革命の流れを纏めたレポートです。
産業革命の流れ
第一次産業革命とは、石炭燃料を用いた軽工業の機械化である。第一次産業革命の第一歩を踏み出したのは、イギリスである。18世紀後半から19世紀まで、イギリスでは、綿織物の需要があり、綿工業の発達に力を入れていた。ジョン・ケイという人物が、「飛び杼」という機械を発明し、ハーグリーヴズが「ジェニー紡績機」を発明。さらに、アークライトが「水力紡績機」を発明し、たくさんの綿糸の生産が可能になった。ちなみに、ハーグリーヴズの紡績機の名前である、ジェニーとは、彼が愛していた人の名前である。しかし、これらの紡績機は手作業であったため、人間の活動できる時間には限界があり、生産量も少なくはないが、現代のように一日中作り続けるのは不可能だった。だが、ニューコメンが発明した「蒸気機関」の改良が、功を奏し、イギリスの産業に革命をもたらしたのである。産業だけでなく、交通面でも大きく進歩し、蒸気船や蒸気機関車が実用化され、海上や陸上の交通にも大きく貢献した。そして、次に、アメリカとドイツを中心に産業革命が起こった。
第二次産業革命とは、石油燃料を用いた重工業の機械化・大量生産化である。1800年代後...