(1)日本国憲法成立の経緯とその問題点
(2)日本国憲法における基本権保障の特徴について
以上をそれぞれ約2,000字の、計4,000字でまとめた合格済みのレポートです。
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憲法
日本国憲法成立の経緯とその問題点(2000字)
日本国憲法が成立した経緯には、第二次世界大戦の背景がある。敗戦国であった日本は1945年8月14日「ポツダム宣言」を実施するために必要な措置をとる連合国最高司令官の下で、大日本帝国憲法(明治憲法)の変革が求められるようになった。そもそも大日本帝国憲法は君主権の強いドイツの憲法を参考に制定されたものであり、日本では君主である天皇に絶対的な権力があった。これに対し、戦後日本を占領統治したGHQは、日本を民主的な国に代えていく必要があるとし、日本にポツダム宣言を受諾させた。しかし、当時首相であった幣原喜重郎はポツダム宣言の内容であった「国民主権」を認めず、当時国務大臣であった松本蒸治に「天皇主権」の松本案を作成させ、GHQに提出した。だがこの松本案の内容は、大日本帝国憲法と酷似しておりGHQ最高司令官であったマッカーサーは内容を否定し、否定した一番の要因は、上記の「天皇主権」によるものであった。その後、GHQは独自の憲法草案の起草に着手したが、その際にマッカーサーは憲法草案の中に3つの原則である、「マッカーサー3原則」を入れるよう...