道徳教育論 設題1【H31年度 姫路大学 合格レポート】

閲覧数1,019
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    H31年度入学、姫路大学通信教育課程の合格レポートです。
    参考にお使いください。
    教科:道徳教育論
    設題1:我が国の道徳教育の歴史的変還を要約的にまとめ、その問題点について自らの考えを述べなさい。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設題1
     我が国の道徳教育の歴史的変還を要約的にまとめ、その問題点について自らの考えを述べなさい。

    日本の近代的な学校教育制度は、明治5年「学制」の公布によって法的に整えられた。道徳教育のための修身科は、下等小学教科の第六位の教科に位置付けられ、「修身口授」として実施された。修身口授は、教師の口授によって行われ、児童の知的関心をもたせる程度であり、道徳教育はあまり重視されていなかった。
     学制は、日本の近代教育制度の出発点となったが、新政府の国家的強制力が強く、国民の教育に対する不満を生じさせた。その結果、国民生活に即した新たな教育制度を構想し、明治12年に「教育令」を公布した。教育令は、学制の中央集権的な性格から地方分権的な性格への転換を図るものであった。修身科は独立した学科として挙げられていたが、その内容は学制時と変わらず、教師による口授・説話により進められた。
     このような修身を重視しない政府の教育政策を憂慮にしたのが明治天皇とその側近たちであった。明治天皇は、教育現場の実情を視察して修身についての意見を表し、それを元田永孚が起草し、内閣に示したのが「教学聖旨」であった。それは...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。