2021年度合格レポートです
日本の人口統計の特徴について解説し、少子高齢化の問題点、今後の対策について考察しなさい。
人口統計とは、一定の国や都道府県における人口集団について、その一定時点における状態および一定期間における変動状況を把握する統計のことである。人口統計には、一時点の人口の状態を捉える人口静態統制と二つの時点間の出生数・死亡数・移動数などを捉える人口動態統計に分けられる。
総務省が公表した2020年1月1日時点の日本の総人口は1億2427万1318人であった。前年同月と比べてマイナス30万人、率にして0.23%の減少である。
日本における人口推移は、1870年代までは約3000万人程度で推移していた。その後1912年には約5000万人1936年には約7000万人に達している。第二次世界大戦前から日本の出生率低下が始まっていたが、終戦直後の1940年代後半には第1次ベビーブームが起こった。1948年には約8000万人だったのが1956年には約9000万人に増加し1967年には1億人を突破した。第1次ベビーブームの子どもの世代にあたる第2次ベビーブームが1971年頃から起こり出生数は200万人以上となっ...