2021年度合格レポートです
虚血性心疾患について説明しなさい。
心臓は自ら収縮できる臓器であり、筋肉でできている。24時間規則正しい収縮運動を繰り返している。ということは、その筋肉には十分な酸素や栄養を供給しなくてはいけない。そのため、栄養となる冠動脈の血流が不足した場合、心筋は虚血にさらされ病変が生じる。そして、心機能は大きく低下する。これを虚血性心疾患とよぶ。代表的な疾患は狭心症と心筋梗塞である。
狭心症とは、何らかの原因で冠動脈の血流が悪くなることで突然起こる。胸部苦悶感や胸痛(狭心痛)が特徴的な症状である。胸痛以外にも背中や肩、のどや奥歯に強い痛みが現れることがある。
狭心症は冠動脈の血流が悪くなる原因によって...