【課題】
1、自分が情報通信機器やデジタル教材を活用しながら、授業を展開する際には、どのようなことに配慮するか考察しなさい。
2、我が国の教育方法の歴史をまとめた上で、今後の課題を整理せよ。
【講評】
1、具体的な面からも、検討がまとめられています。
2、教育方法の流れについて、理解が得られました。ここ数年の動向も整理しておくと良いでしょう。
2020年に作成し、一発で合格したレポートです。1の課題は自分で考えなければいけない部分が多かったです。2の課題はテキストを読み込む範囲が広く、時間がかかる内容でした。ぜひ参考にしてください。
(1) 授業においてデジタル教材を用いる際に配慮すべき点は、児童・生徒にIT活用のメリットとデメリットを理解させることであると私は思う。私が理解してほしいと考える長所と短所を以下に述べる。
一つ目の長所は通信手段としての側面である。インターネットを通じて文字だけでなく、動画・音楽等の様々なデータのやり取りが可能になるということを理解してほしい。次に、通信機能を利用して、大量の情報を収集・拡散できるという点である。一定数の特定の人物への共有ができるという点も同時に伝えたい。一方、デメリットへの理解はメリットに対する理解より一層深くなくてはいけないと私は考えている。一つ目の短所はIT機器への過信・依存である。様々な作業が機器一つで完遂することができる現代社会において、情報機器への過度な過信・依存は陥りやすい事象であると思う。簡単な操作で完結してしまうことに慣れてしまうと、学習者の継続的な努力をする能力の成長を妨げることや、待つということに対する耐性が身に付かなくなってしまうと考えられる。IT機器への過信・依存に陥ってしまうと、インターネットによる情報に偏るため、コミュニケーション能力の欠...