明星大学 通信教育部 教育の制度と経営 PA1030 1単位目 2020作成

閲覧数1,356
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【課題】
    1、日本における教育改革の動向と教育制度及び教育行政について、関心のある課題の要点をまとめ、見解を述べよ。
    2、各国の教育制度の中から一つ取り上げ、公教育制度の発展について教育行政と関連して論述せよ。

    【講評】
    1、”ゆとり”や”生きる力”の意味するもの以外についても考察されています。
    2、国の制度についてよく理解されています。

    2020年度に作成し、一発で合格したレポートです。どちらの課題もまとめる対象が漠然としていて、書きづらいものでしたが、なんとか合格に至りました。ぜひご参考ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (1) 日本の数ある教育改革の中から発生した、ゆとり教育と呼ばれる教育改革の一連の流れ・同行について、私自身の見解も踏まえて以下に述べる。
     第15期中央教育審議会にて発表された審議のまとめに、今後の教育の基本方針として生きる力の育成を重視する旨が示されていた。週5日制導入や、総合的な学習の時間の誕生があり、その後学力低下の指摘を受けて、ゆとり教育から確かな学力の向上へと方針転換することとなる。
     最初に中審教が推し進めたかった生きる力の育成の背景には、これから進む国際化・情報化社会等の社会問題を乗り越えていける人材の育成を図るためであった。この生きる力を身に着けたか否かを明確に判断づけることは難しいが、この試みのしわ寄せにより学力低下が引き起こされたことは間違いないと私は思う。生きる力を身に付けるために必要な行程を取っていく事と同時進行で、知識的・基礎学力的な側面をカバーしきれなかったという感が否めない。2000年代以降の学習指導要領には指導内容の共通部分を削減し、個人の能力に応じた教育を推し進める方針や、より子ども個人の主体性を重んじる教育方針が盛り込まれている。揶揄されてきたゆと...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。