【課題】
1、中学年の社会科の内容を整理し、前後の学年との関連を考察しなさい。
2、社会科の歴史を、学習指導要領の変遷を中心にまとめなさい。
【講評】
1、中学年の社会科をまとめ、前後の学年との関連についてよくまとめられています。
2、社会科の歴史として学習指導要領の変遷をよくまとめられています。
2020年に作成し、一発で合格したレポートです。1つ目の課題は比較的まとめやすいかもしれませんが、2つ目は範囲が広すぎて、なかなかまとめづらいことかと思います。あの教本の範囲を抑えてまとめることは容易ではないかと思われますので、ぜひ参考にして時間の短縮にしていただければと思います。
(1) 中学年の社会科において展開される地域学習について、前後の学年との関連等も踏まえた上で以下にまとめる。
社会科においての地域学習には、社会科の根底や基盤といえる部分に関しての理解を育成する要素を含んでいる。地域社会に関する学習をすることで、様々な分野の社会科学習の基礎が築かれることに繋がるという学習方法である。例えば、公共施設を調査・学習することで、どのような経緯でその施設は作られ、なぜ必要になったのかなどの、歴史的背景を学習することにも発展する。地域特有の災害について学習すれば、自分が住んでいる地域の地理の学習になる。そして自分の回りの地域について学習できれば、その他の地域についても、自身の居住地域と比べながら、どのような内容なのかを的確に捉えることができるようになる。また、聞き込み調査等により地域の人々の声を直接聞くことによって、どのようなことで困っているかなどを知ることができる。そのような経験が地元地域への愛情や、地域の問題点改善への姿勢の定着に繋がっていく。
平成元年に生活科が創設されるまでは、低学年においても、社会科の授業は行われてきた。低学年の児童の発達段階に合わ...