明星大学 通信教育部の「PA3130 生徒指導・進路指導 1単位目」の合格レポートとなります。
なかなか合格できない方々に参考にして頂ければと思います。
『教育課程の諸活動を通して、児童生徒の心身のバランスに配慮し「自己指導能力」の育成を図ることは、生徒の「自立」を促すことにつながります。「自立」と規範意識やその実践を踏まえた生徒指導が教育課程の活動とどう関係するのかを明らかにし、学校教育における生徒指導の役割を明らかにしなさい。また、教師の指導上の姿勢・態度にも言及しなさい。』
まず、生徒指導と教育課程の諸活動との関係を明らかにする。教育課程の指導は児童生徒全員を対象として定められた期間に一定の資質能力を育成しようとする共通性があるが、子どもたちが抱える課題や問題が異なることから、それぞれの多様性に応じて教育課程の共通性を補う役割を果たしているのが生徒指導であり、主に4つの教育課程の指導と結び付けて考えられる。一つ目に、学習指導において生徒指導はいくつか役割を果たしており、基本的な学習態度を身につけ学ぶことへの態度・姿勢を育む、各教科のねらいを達成するため子どもたちが意欲的に取り組み学習への意欲・態度を形成する指導を行っていくことが挙げられ、学習のための準備の習慣化・自ら学ぶ態度の形成・子どもたちが意欲的に学ぶ態度を養っている。二つ目に、道徳教育は日常生活を送るための原則や原理を学び、生徒指導ではその内容を子どもの日常的な生活場面での具体的問題に当てはめ指導し、子どもがよりよい生き方を志向するよう目指していくことから生徒指導と道徳教育は相互補完関係にあると考えられる。三つ目に、特別教育は、学級活動・学校行事・クラブ活動といった集団活動を通じて子どもの成長を支...