明星大学 通信教育部の「PA2240 教育方法学 2単位目」の合格レポートとなります。
なかなか合格できない方々に参考にして頂ければと思います。
『1. 自分が情報通信機器やデジタル教材を活用しながら、授業を展開する際には、どのようなことに
配慮するか考察しなさい。
2. 我が国の教育方法の歴史をまとめた上で、今後の課題を整理せよ。』
1.情報化の発展により、情報通信機器やデジタル教材が普及し、それにともない学校教育においても、プロジェクタやデジタルコンテンツといったICTを活用し、授業の効率・効果の改善、また、魅力を高めることが期待される。反面、これらの機器やデジタル教材を使用する場合に留意せねばならない点も表れてくる。例として、高校数学の数学Iの2次関数の単元を、関数グラフのプログラムを使った授業を考えてみる。
(i)授業の目的:課題を視覚化し2次関数グラフの自由な操作による単元の理解につなげる。
(ii)授業の内容:デジタル教材を用いて2次方程式の解を代入した時と、任意の値へ変更した時、実際に2次関数のグラフがどのように変化するか確認してみる。
(iii)使用教材:「関数グラフ – GeoGebra」(数学教材作成コミュニティで無料公開されている。)
(iv)配慮する点:以上の授業するにあたって、配慮が必要となってくるであろうと思われる点について考察する。
まず、授業の前提としてデジタル教材を扱うため、生徒一人一人もしくは数人に1台はタブレットないしパソコンが利用できる環境にあるとする。次に、授業時間を有効活用...