『合格済みレポート』姫路大学 子ども理解の理論と方法
設題2
幼児理解の重要性と幼児理解のための方法を具体的にあげて述べなさい。
幼児理解の重要性と幼児理解のための方法を具体的にあげて述べなさい。
なぜ幼児理解をしなければならないのか。それは、子どもたちの育ちを援助する立場に保育者が居るからである。保育者として子どもたち一人ひとりにどのように関わるのかは、その時の子どもの姿や行動にどのような意味を見出し、理解するかによって変化するものである。子どもの行動から内面を理解し、何を大切にするのかによっても保育者の関りは変わってくる。
つまり、援助という具体的な行為を行うためには、子どもに対する理解が必要だということである。そして、援助後の子どもの反応を把握することによって次の援助につなげていくことが可能になる。
幼児理解のための方法には、発達的な観点から子どもを捉える方法とカウンセリング的なアプローチで子どもを理解する方法の2つがある。
まず、発達的な観点から子どもを捉える方法について述べる。これは発達の方向性や、運動発達の順序性などの発達の原理・発達段階から捉える方法である。しかし、子どもをその基準に照らして優劣を評価したり、子ども同士を比較するものではない。個性という観点だけでは限界がある場合、発達的な...