現代の標準的英語と標準的米語の相違を具体例を挙げて論ぜよ。
現在、英語は世界中の多くの地域で、さまざまな分野で広範囲で用いられている。英語を第一言語(母語)、及び第二言語・外国語として用いている人々の総数は約10~15億人に達すると言われている。(世界の人口総数は約66億人)正に世界の公用語と言っても過言ではないであろう。さて、私たち日本人が英語と聞くと、まずアメリカと考えるのではないであろうか。それは私たちが受けてきた教育に大いに影響されている。また、アメリカがもつ世界における権力・発言の影響力によるところが大きいのかもしれない。いずれにせよ、私たちが学んできた英語は「アメリカ英語」である。以下、標準的英語と、私たちが学んできた「アメリカ英語」(以後、米語とする)の相違点を、語彙、綴り、会話表現、発音、文法構造を比較・そして対照させながら考察していく。
①語彙の相違点
まず、英語と米語で語彙の異なる単語の代表例を挙げる。
(ⅰ)1階、2階 ground floor first floor(英語) first floor second floor(米語)
(ⅱ)サッカー foot
『現代の標準的英語と標準的米語の相違を具体例を挙げて論ぜよ』
アメリカ英語とイギリス英語には多くの違いがある。しかし、標準アメリカ英語と標準イギリス英語の比較では、多くの違いがあるにしても、相互に理解することは可能である。この2つの英語は、第一言語として話されている他の文化圏の英語と共に1つにまとまろうとしている。
本レポートではアメリカ英語とイギリス英語を文法、綴り、発音、そして語彙の点から比較対照し、その相違について論じていく。
1.文法の違い
①have got
英 Have you got a pencil? No, I haven’t.
米 Do you have a pencil? No, I don’t.
所有を表すときイギリス人は “have got” アメリカ人は “have” を使う。
②can
英 If they weren’t there, they can’t have left home.
米 If they weren’t there, they mustn’t have left home.
イギリス英語でもアメリカ英語でも”can”は能力や許可と