2020年秋期 第2回レポート評価A 最終成績は優でした。 このまま提出せず参考として使って下さい。
【課題】
1)コレクション構築における「評価・再編」のプロセスの意義・その手法についてまとめなさい(2000字)
2)コレクション構築における「資料選択」のプロセスの概要をまとめ、公立図書館において留意すべき点ついて考察せよ。その際、実際に校地る図書館を訪れ、構築されたコレクション群を観察して得られた気づきを考察に加えること。(3000字
図書館情報資源概論第 2 回
1. コレクション構築における「評価・再編」のプロセスの意義およびその手法について
1.はじめに
図書館を構築する 4 つの要素は「蔵書」「施設」「職員」「利用者」である。どの要素が欠け
ても図書館は成り立たない。ここではひとつめの「蔵書」、いわゆるコレクションの構築におけ
る「評価・再編」のプロセスの意義と手法についてテキストの内容をふまえながらまとめていく。
2.コレクション構築全体のプロセスについて
図書館とは利用者が情報要求をもって利用されるものであり、そのニーズ、目的ともいえる「蔵
書」が利用者の「利用可能性」を広げ提供を支えている。しかし、図書館の設備、「施設」から
みると、コレクションを収納するスペースや購入する予算には限界があるため、世の中に存在す
るあらゆる資料の中からその資料選択をするという過程が必要となる。
図書館において「図書選択」は生命線であるといわれてきた。いまや印刷資料のみならず、マ
イクロ資料、視聴覚資料、電子資料などの非印刷資料も加えてその資料は多様化され、図書館の
「コレクション構築」はその資料の集合体として...