明星大学通信教育部、病弱者の指導法1単位目のレポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
◆1単位目課題
1.病弱教育の意義について述べよ。
2.病弱教育での病弱児の各教科を指導する上での配慮事項について述べよ。
1.以下では、病弱教育の意義について述べていく。
病気療養児は、長期や短期、何度かの入院による、学習することのできない空白の期間が存在する。そのため、学習の遅れが生じてしまう。そのような学習の遅れを取り戻すために、病弱教育がある。以下にその考えられる意義についての要点をまとめる。
はじめに、①積極性・自主性・社会性の涵養である。病気療養児は、長期の療養経験からこれらの力が乏しくなる傾向が見られるため、健全な成長を促すためにもゆっくりと養い育てていく必要があるということである。
次に、②心理的安定への寄与である。病気療養児は、病気への不安や家族、友人と離れた孤独感から心理的に不安定な状態に陥りやすい。そのため、心理的安定を維持させるためにも、児童生徒に生きがいを与え、健康回復への意欲を育てることにつなげる必要があるということである。
次に、③病気に対する自己管理能力である。これは自らの病気の状態を理解し、病気を克服するための知識、技能、態度や習慣、意欲を培い、自己管理能力を育てていくということである。
最後に、④治療上の効果等である。病気療養児の教育は、健康の回復やその後の生活に大き...