明星大学通信教育部、初等理科教育法1・2単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
◆1単位目課題
1.「これまでの理科教育の問題点(欠陥)」について、テキストから学んだことをまとめ、それについての私見を述べよ。
2.「これからの理科教育はどうあるべきか」について、テキストから学んだことをまとめ、それについての私見を述べよ。
◆講評
分かりやすくまとめられています。このテキストで学んだことを現場でいかしてください。
◆2単位目課題
1.「たのしい科学の授業の成立条件」についてテキストから学んだことをまとめ、私見を述べよ。
2.「たのしい理科の授業」であるために、授業を進める際に〈気をつけなければいけないこと〉〈大切にしなければいけないこと〉はどういうことだろうか。テキストで学んだことをまとめ、私見を述べよ。
初等理科教育法1単位目
(1) これまでの理科教育の問題点(欠陥)について述べていくこととする。
まず、これまでの理科教育では、根本的に誤った考え方が広く認知されていたことが挙げられる。それは①科学的認識の成立過程についての間違った考え方を持っていたこと。②小学生の段階でも本格的な科学の論理を十分によく理解することができるということを理解していなかったことである。
このような誤った認識によって、「本格的な科学教育の実験的研究」を行うことを遠ざけてきたと考えられる。
そして、その誤った考えが具現化されているのが教科書である。これまでの理科の教科書では、何から何まで実験を行うにあたっての指示がされており、結果がどうなるかまでも書かれている。そのため、本来「自立的で主体的な力」を育成することのできる実験が、指示に対して忠実に再現するだけという「受動的」な実験となってしまう。
また、このような従来からある受動的な実験を行った児童と、未来の科学教育を見据えた主体的な実験を行った児童とでは、実験観にも大きな違いが見られるのである。もちろん前者においての実験でも得られることはあるが、後者の実験と比...