明星大学通信教育部、初等社会科教育法1・2単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
~1単位目~
◆課題
1.初等社会科の授業づくりに関して、児童が目標の実現に迫る学習活動の構想はどうあればよいか具体的に論じなさい。
2.初等社会科の授業における「教師の主たる問い」と「児童の学習状況の評価」のあり方について具体的に論じなさい。
~2単位目~
◆課題
1.初等社会科の目標の特徴と身に付けさせたい社会科の学力について論じなさい。
2.初等社会科における「社会的事象の見方・考え方を働かせる」授業づくりについて、その目的と実践方法を具体的に論じなさい。
初等社会科教育法1単位目
(1) はじめに、初等社会科の目標の特徴は、グローバル化された社会において、公民としての資質・能力の基礎を持ったうえで、主体的に活動できる人材を育成することである。そのためには、様々な能力が必要である。
以下では、身に着けさせたい学力である、知識、技能、思考力、判断力、表現力、学びに向かう力について述べる。まず知識に関しては、地理歴史、公民の3つをそれぞれ別のものとして捉えるのではなく、3つすべてがつながっていることを児童生徒に認識させる必要がある。例えば、歴史の授業で織田信長について授業をしている際に、信長の出身は尾張国ということをただ伝達するのではなく、日本地図ではどのあたりなのか、といったように地理と関連づけさせることが大切である。つまり知識を個別でとらえるのではなく、関連付けて捉えるよう身に着けさせる必要がある。
次に技能である。従来目指していた技能は観察・資料活用の技能であったが、新学習指導要領では、それらは単に手段にすぎず、いかに情報を収集し、情報を読み取れるか、そしてそれらの情報をまとめることができるかが大切であると考え、それらの三つの技能を育...