明星大学通信教育部、初等社会科教育法2単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
◆課題
1.初等社会科の授業づくりに関して、児童が目標の実現に迫る学習活動の構想はどうあればよいか具体的に論じなさい。
2.初等社会科の授業における「教師の主たる問い」と「児童の学習状況の評価」のあり方について具体的に論じなさい。
初等社会科教育法2単位目
(1) 児童が目標の実現に迫るための学習活動を構想するには、その学習活動が「具体的」に構想されなければならない。その学習活動とは、大きく分けて3つあり、「調べる活動」「話し合う活動」「まとめる活動」である。ここで、気を付けなければならないことは、それら3つの言葉の前後の文章である。具体的に構想するには「何のための学習活動か」というように、目的を明確にする必要がある。では、それら3つの活動について詳しく述べていく。
はじめに、「調べる活動」では、調べる方法と調べる対象を示す必要がある。「~(方法)を通して、問題解決に必要な~(社会的事象)についての情報を集める(読み取る)」といった構造を意識することが大切である。そこで情報を集める上で、必要な方法は様々挙げられるため、それらをしっかりと明示することが具体的な構想につながる。
次に「話し合う活動」では、何をどのように話し合い、何を考察すればよいのかを具体的に示す必要がある。ただ話し合うよう児童に促しても、主体的な活動は得られない。そのため、児童自らが進んで活動できるように工夫する必要がある。そもそもこの対話的な活...