日大通信の法学(課題2)の合格レポートです。 丸写しは避け、レポート作成の参考資料としてご使用ください。
課題:実体法と手続法について、この区別が何を基準とするかを明らかにした上で、具体
例によって、その違い、ならびに相互関係を説明しなさい。
1実体法及び手続法の意義
(1)実体法とは、法律関係(権利義務、犯罪の要件と効果等)の内容を定める法であり、
言い換えれば権利義務の実体を規定した法をいう。
権利義務の実体を規定するとは、その種類や効力、発生、消滅などを示すものであり、
憲法、民法、刑法、商法の大部分が該当する。
(2)手続法とは、実体法の規定する権利義務についての手続・方法を定める法であり、
言い換えれば権利義務実現の形式を規定した法をいう。
権利義務実現の形式の規定とは、実体法の行使や履行、保全、強制などの形式を示すこ
とであり、民事訴訟法、民事執行法、刑事訴訟法などが該当する。
2実体法と手続法の区別基準
実体と形式のいずれを定めた法であるかが、両者を区別する基準の一つとして考えられ
る。すなわち、権利義務の実体(内容)を定める法か、権利義務実現の形式(手続)を定
める法かで両者は区別できる。
3以下、具体例によって実体法と手続法の違いをより詳細に検討し、併せて...