【課題】
教育課程の諸活動を通して、児童生徒の心身のバランスに配慮し「自己指導能力」の育成を図ることは、生徒の「自立」を促すことにつながります。
「自立」と規範意識やその実践を踏まえた生徒指導が教育課程の活動とどう関係するのかを明らかにし、学校教育における生徒指導の役割を明らかにしなさい。
また、教師の指導上の姿勢・態度にも言及しなさい。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
本稿では、学校教育における生徒指導の役割と、教師の指導上の姿勢・態度について述べる。
生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動である。これは、学校教育の目的を果たしており、その役割も担っている。また、学校教育の場で「いつでも、どんな場所でも」行われる教育活動であり、過去から未来へと児童生徒の健全な心身の成長を促しながら、学校教育活動全体で行われている。
生徒指導には、積極的指導と消極的指導の2つの捉え方がある。積極的指導とは、問題行動等の未然防止に向けた予防的な指導や相談、児童生徒の成長を促す指導のことをいう。指導例としては、授業への積極的参加を促すこと、将来の生き方や職業について考えさせること、生徒会活動への参加を促すなどが挙げられる。つまり、児童生徒が自立するための「自己指導能力」の育成が目的と言える。「自己指導能力」とは、将来のための自己実現を図るための能力で、「自立」へ向かう力である。ここでは、「自立」とは、いつでも相互支援のネットワークが使えるような人間関係を構築してある状態と考え...