【課題】
①教科書の第1章を除いた章からひとつを選び、節ごとに内容を要約しなさい。
②①で選んだ章について、とくに印象に残った点、または疑問に思った点をあげ、理由を説明しなさい。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
➀ 本稿では、教科書の第五章を要約して記述する。人間の生活行動の解明には、ヘーゲルストランドが提示した時間地理学に負うところが大きい。そこでは、人間の行動が能力、結合、管理の制約の影響を受けることが示されている。能力の制約は、時間と空間にかかわる二つの要素からなり、二つの要素をそれぞれ縦軸と横軸にとって、プリズムと呼ばれる行動の範囲を二次元で表すことが可能である。行動の制約が少なくなれば行動範囲が広がり、生活圏が広がることにつながる。日本の場合、自動車保有の拡大とともに生活圏が拡大した。さらに、市町村を超えた人間活動の広域化に対応するため、さまざまな整備が進められた。自治省の取り組みでは、広域行政体制による事務の簡素化、効率化に重点を置いている。一方の建設省の取りくみでは、圏域内の住民全員が域内の都市と農村部の良さの両面を享受できるような整備をすることが示されている。また、地方生活圏においては生活圏を4つの階層に分け、基礎集落圏、1次生活圏、2次生活圏、地方生活圏でそれぞれの準備すべき公共・業務施設との関係を示している。広域行政圏については、市町村合併によって変遷がなされている。
...