【課題】
1.富士山、および伊豆の火山について、その地形的特徴を論じなさい。
2.日本で見られる海岸の自然景観について、その特徴を論じなさい。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
1 大半の日本の火山は環太平洋火山帯の一部をなしており、日本列島周辺では、2つの大陸プレート(ユーラシアと北米)に2つの海洋プレート(太平洋とフィリピン海)が潜り込んでいる。そのままプレートの潜り込みが進むと、岩石が融解して火山の噴出が起きる。もちろん日本でも火山の噴火によって災害が起きた過去がある。しかし、火山は資源の宝庫でもあり、温泉や火山灰の土壌、豊富な水等の恩恵を受けていることも忘れてはいけない。
災害を引き起こす火山の噴火・爆発の様式は、火口に詰まる溶岩の岩質によって決まる。日本のほとんどの火山は安山岩質・流紋岩質溶岩で、粘性が高く爆発的に噴火し突出した火山体を形成する。一方、玄武岩質溶岩は粘性が低く、割れ目から湧き出すように穏やかな噴火をし、溶岩の平原を形成することが多い。日本の富士―伊豆、山陰の火山に見られる特徴である。この特徴のため富士・伊豆の火山は、溶岩が流れるスピードが早く裾野が広がっている。
富士山は、北米、ユーラシア、フィリピン海の3枚のプレートと、火山が出来始める火山フロントが重なっている、世界で唯一の場所である。富士山は一度の噴火で出来上がった火山...