【課題】
①カウンセラーの行うカウンセリングと比較しながら、教師の行う教育相談の目的・内容・特徴を整理しなさい。3種類の教育相談の違いについても言及すること。
②子どもを発達的な視点から理解するとはどういうことか、および、子どもの問題行動の捉え方の2点について整理して述べなさい。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
1 今日の共働き世帯の増加や、所得格差の増大にともない、子育ての階層性、並びに学校での支援の重要性は増すばかりである。そこで、子どもの支援にともなう学校での教育相談の概要と、教師の行う教育相談とカウンセラーが行うカウンセリングとの違いに言及する。
まず、教育相談とは何なのか明らかにする。教育相談には3つの種類がある。「開発的教育相談」「予防的教育相談」「問題解決的教育相談」の3つである。西本(2019)によると、そのうち、「開発的教育相談」は、すべての子どもに対して、主に担任や授業担当が、学習スキル、対人関係能力、問題処理能力を育てる支援である。そして、「予防的教育相談」は、一部の苦戦している子どもに対して、担任はもちろん、スクールカウンセラーなどが行う、将来危機に陥るリスクの高い子どもへの支援である。最後に、「問題開発的教育相談」は、特別なニーズのある子どもに対して、それまでの教育相談者に加えて、コーディネーターや外部機関などが加わって行う、不登校、いじめ、発達障害など重大な援助を必要としている援助である。
先ほどの記述のように、学校相談では、カウンセラーが子どもたちの援助に...